アルネ・ヤコブセンがデザインした20世紀史に残る名作の椅子アントチェアをアメリカの高級家具ブランドRH（Restoratio Hardware）がリプロダクトした４本足のat chairです。アルネ・ヤコブセンが1952年にある会社の社員食堂用にデザインした椅子で、たくさん並べられるようにと当初は 3本脚でしたが、現在では安定性が考慮され4本脚のものも販売されています。背と座を一体化させた成形合板製で、蟻のように見えるくびれのあるデザインが程よい弾力を生み、身体の形状や動きに柔軟に適応してとても座り心地が良く、足も細いスチールレッグでできているので軽くて持ち運びも簡単、スタッキングもできるという機能性を兼ね備えているのでロングセラーになりました。単体での美しさもさることながら、広い空間に多数並んでいるのを見るとその美しさにハッとします。こちらはビンテージのものではありませんが、アメリカの高級家具メーカーのRHが限定で出していたリプロダクト製品（意匠権の期限が切れた製品を正規メーカー以外が製作したもの）です。リプロダクト製品は正規品に比べると価格が安いので、上手に探さないと品質が劣る「コピー製品」的なものを買ってしまうことがありますが、こちらのリプロダクションはさすがアメリカの超高級家具メーカーが作ったものだけはあり、優れたデザインへのリスペクトを感じられる仕上がりになっています。本体は「ドリフトウッド」と呼ばれる漂流した木のような味わいのあるビンテージ加工を加えた合板を使用。この木の風合いがとても気に入って、来客用の予備の椅子として２脚買い求めたうちの１脚です。脚はオーソドックスなクロームカラー。本体と脚はヤコブセンのものとは異なる付け方です。足先には半透明の保護キャップがついています。床を傷つけないためにうちでは保護キャップの上からさらに市販の保護フエルトを貼って使っていたため、若干ノリの跡がついています。背面に若干のキズがありますが、数ヶ月に１度ビンテージ家具用オイルを湿らせた布で拭いていたので味わいが出ています＊同じデザインの椅子をもう１脚【A】として出品中です。メルカリの配送方法の関係で二脚一緒に発送できないため、セット販売できません。１脚ずつの販売・配送になります。